第150回 日本薬理学会 関東部会 2024年6月29日(土)

第150回日本薬理学会 関東部会(東京慈恵会医科大学)はオンラインで開催されました

(6月29日)。

当研究室では以下3つの演題を口頭発表(発表9分、質疑応答3分)しました。浜田はA会場 「中枢神経」2の座長をつとめました。現5年生は 学会発表では 初めての口頭発表になります。

A会場 一般演題 「中枢神経」1

1. 生体リズム周期を劇的に変化させる覚醒剤の作用機序に関する研究

○齊藤淳、伊藤純鈴、宮﨑瀬里奈、林奏子、浅井啓太朗、瀬林雅貴、浜田和子、浜田俊幸

A会場 一般演題 「中枢神経」1

2. 覚醒剤が誘発する生体機能変化に関する研究

○伊藤純鈴、齊藤淳、宮﨑瀬里奈、白倉尚弥、浜田和子、浜田俊幸

A会場 一般演題 「中枢神経・感覚器」

3. 毛の時計遺伝子発現を利用した糖尿病発症の極めて初期段階形成時期解析

○宮﨑瀬里奈、齊藤淳、伊藤純鈴、川井咲紀、浜田和子、浜田俊幸

A会場 一般演題 「中枢神経」2

座長:坂本謙司(帝京大)浜田俊幸(国際医療福祉大学)

今回は全てが未発表データを発表しました。ZOOMでの口頭発表と質疑応答は良い経験になったのではと思います(大学L棟セミナー室から参加)。

演題1と2では、生体リズムの根本的なところになる複数の振動体はどのようにして1つになり個体リズムをつくりだすのか。それが崩れる内的脱同調はどのように誘発されるのか。内的脱同調誘発の2つの異なる作用機序を明らかにし、うまく説明できていたと思います。

演題3では糖尿病を1つのリズム性疾患ととらえ、生体リズム、時計遺伝子、糖尿病の関係がどのようなものなのか。発症機構が不明であるⅠ型糖尿病の未病段階の解析(将来糖尿病になる予測)を毛の時計遺伝子発現解析から可能であることを説明し、理論的に時計遺伝子の発現がこの程度に変化することで糖尿病発症前の最も危険の時期の同定の説明もうまくできていたと思います。



Hamada Lab.

Why do we become more susceptible to disease and disability as we age? 体内時計研究  Department of Pharmaceutical Sciences International University of Health and Welfare (IUHW) Tochigi, 324-801, Japan